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川崎市感染症情報です

第27週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)伝染性紅斑でした。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は5.11人と前週(6.56人)から減少し、例年より低いレベルで推移しています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は3.49人と前週(3.36人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
 伝染性紅斑の定点当たり患者報告数は2.08人と前週(3.44人)から減少しましたが、例年よりかなり高いレベルで推移しています。



 今週のトピックス
 “1年おきに流行がみられています!~ヘルパンギーナ~”について取り上げました。
 例年、夏季に流行する疾患として「手足口病」や「ヘルパンギーナ」が知られていますが、いずれもエンテロウイルスを原因とする感染症です。
 川崎市では、過去10年間において手足口病とヘルパンギーナが1年おきに流行しており、今年はヘルパンギーナの患者報告数が増えることが予想されます。
 平成30年第27週(7月2日~7月8日)のヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は1.76人と例年並みのレベルですが、多摩区では流行発生警報基準値(定点当たり6人)を超えています。
 手洗い等の予防対策を徹底しましょう。
 感染症情報(平成30年第27週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html



坂本 和彦
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